採用につながるフリーランスの履歴書の書き方を5分で解説

会社員やアルバイトであれば、求人応募に際して履歴書が必要になる可能性が高いですが、フリーランスも案件獲得のために履歴書は必要なのでしょうか。また必要だとしても、書き方がわからない方は多いのではないでしょうか。

今回はフリーランスでも履歴書が必要な場面について、またフリーランスの履歴書の書き方をご紹介します。併せて、履歴書でアピールすべきポイントや注意点についてもご案内しますので、「フリーランスとしてこれから案件を獲得して行きたい」と考えている方は、ぜひご確認ください。

会社員とは異なり、フリーランスは自分自身で一つひとつの仕事(案件)を獲得しなければなりません。魅力的な履歴書を作成して、クライアントにうまく自分をアピールしましょう。

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フリーランスでも履歴書が必要な場面

フリーランスは履歴書が不要だと思っていませんか?たしかに、案件を獲得する方法のなかには紹介などもあり、様々な方法が考えられるため「必ず用意しなければならない」とは断言できません。そうは言っても、フリーランスでも履歴書が必要な場面はあります。作成しなくてもよいと考えている方は注意が必要です。

以下では3つのケースに分けて、フリーランスでも履歴書が必要な場面についてご紹介します。

  • エージェントサービスを活用する時
  • 受注先から求められた時
  • 正社員に転職をする時

エージェントサービスを活用する時

フリーランスとして案件を獲得する方法は、個別の企業やクライアントに対して直接アプローチする方法だけではありません。エージェントサービスを活用する方法もあります。エージェントサービスを活用する場合は、登録時に履歴書や職務経歴書を登録しますので、履歴書作成が必要です。併せて、自分のITスキルの詳細をまとめた「スキルシート」の提出が求められることも多いでしょう。

そのような手間がかかる代わりに、エージェントサービスが紹介してくれる複数の案件に応募できるようになります。実際に個別案件に応募をする時は、別途追加のメッセージが求められる場合も多いですが、案件を獲得できるチャンスが増えるので、手間をかけるメリットはあると言えるでしょう。

受注先から求められた時

受注先からも履歴書の提出を求められる場合があります。クライアント側が、フリーランスがどのような経験を積んできたのかを把握するためです。フリーランスのスキルや経験を知っておくことで、クライアント側がフリーランス側へ依頼をする時にスムーズに進む場合があります。クライアント側が、フリーランスのスキルや経験にマッチした依頼ができれば、両者にとってメリットがあると言えるでしょう。

そのためフリーランス側は、受注先から履歴書の提出を求められたとしても「求める経験があるかどうか不安に思われているのだろうか」と必ずしもネガティブに捉える必要はありません。むしろスムーズに対応することで、安心感を持ってもらえる可能性があるでしょう。

正社員に転職をする時

フリーランスの経験を積んだあとで、改めて「正社員として働きたい」と思う場合もあるでしょう。そのような経緯で正社員に戻るために転職活動をする時は、もちろん履歴書が必要となります。また、フリーランスと掛け持ちでアルバイトとして働きたい場合も必要です。

フリーランス以外の方法で働く可能性がある場合は、履歴書が必要になるでしょう。

フリーランスが履歴書に載せるべき項目

フリーランスでも履歴書が必要な場面があるとわかったところで、続いては実際の書き方について確認しましょう。

以下では、フリーランスが履歴書に載せるべき項目についてご紹介します。基本的にはクライアントからの指定がない限り、以下6項目については必ず載せるようにしましょう。

基本情報

まずは会社員やアルバイトの場合と同様に、基本情報を載せます。

氏名、生年月日、性別、現住所、連絡先(必要な場合)、そして本人証明写真などを記載しましょう。

必要に応じて新たな本人証明写真を用意します。パソコンで履歴書を作成する場合は、写真をデータとして取り込む作業も必要です。

職歴

一般的なケースと同様に、職歴を載せます。

併せて、開業届を出している場合は開業時期についても記載します。屋号がある場合は屋号で記載しましょう。

開業届を出していた場合

開業届を出した上でフリーランスとして活動している場合は、履歴書に「開業日」を明記しましょう。通常の経歴と同様、以下のように職務経歴欄に記載します。

記載例

20○○年○月 株式会社○○ 退社
20○○年○月 個人事業主として開業(「屋号:〇〇」)
職種:エンジニア

など

屋号がある場合は、屋号も併せて記載します。開業届を提出し、事務や経理処理をおこなっていた事実は、企業からの信頼を得る助けとなります。しっかりと記載し、自分の能力やスキルをアピールしましょう。

開業日を忘れてしまった場合は、税務署に提出した開業届を見ることで確認可能です。

また、従業員を雇用していた場合には、人数なども明記しましょう。従業員を雇用していた事実は、マネジメント経験の証明にもなり、評価へとつながるケースがあります。

開業届を出していない場合

開業届を出さずにフリーランスとして働いている、働いていた場合は、「活動」や「従事」などの表現を用いて記載します。届け出を出していなければ、法律上開業していないため、「開業」などの表現は使えません。

具体的には、以下のように職務経歴欄に記載します。

記載例

20○○年○月 株式会社○○ 退社
20○○年○月 個人事業主として活動
職種:エンジニア

届け出などをしていない限り明確な開業日がないため、活動を開始した日を記載します。なお、開業していなければ「廃業」もないため、辞めた日を記載する場合は「活動停止」となります。

フリーランスも法律上は個人事業主として扱われ、開業届を提出し活動するのが一般的です。採用の面接で「なぜ開業届を提出しなかったのか」などと質問されるケースがあるため、きちんと答えられるように準備しておきましょう。

クラウドソーシングで活動していた場合

クラウドソーシングを利用し活動していた場合は「登録」、活動を終えた場合は「退会」などの表現を活用し、履歴書に記載します。

具体的な職務経歴欄への記載例は、以下のとおりです。

記載例

20○○年○月 個人事業主としてクラウドソーシング登録
職種:エンジニア

主な実績や、応募した企業と近しい案件の受注・役務提供実績があれば、以下のように記載し、アピールするとよいでしょう。

記載例

株式会社○○より○○システムの開発案件を受託
○○株式会社より○○アプリの開発案件を受託

さらに、以下の情報も記載することをおすすめします。

  • 利用した(している)クラウドソーシングのサイト名
  • 登録期間
  • 受注した案件数
  • 評価 など

情報を整理し、活動履歴やスキル、経験・実績などをわかりやすく掲示するようにしましょう。

家族従業員だった場合

家族が事業を営んでおり、そちらを手伝った期間があった場合は、空白期間を作らないためにも家業を手伝った事実を履歴書に記載します。

家業を手伝っていた場合は、状況により記載方法が以下の2パターンに分かれます。

※法人の社員として入社した場合

記載例

20○○年○月 株式会社○○ 退社
20○○年○月 〇〇株式会社に入社 エンジニア業務に従事

※家族従業員として働いていた場合

記載例

20○○年○月 株式会社○○ 退社
20○○年○月 家業である〇〇事務所に従事 エンジニア業務に従事

業務内容を明確に記載し、自分のスキルや経験をアピールすることが大切です。家業の手伝いも立派な実績であり、そこから得られるスキルや経験もあるはずです。必要以上に大袈裟に記載してはいけませんが、事実はアピールしたほうがよいでしょう。

資格

保有資格を載せます。

保有資格が多い場合は並べる順番に工夫が必要です。提出する先とマッチしている順、または取得が難しい順に記載するとよいでしょう。

相手目線で見た時に「依頼したいと思える人材」に見えるよう、うまくアピールするためにも、この点はぜひ検討してください。

業務実績

業務実績を載せます。

どのような案件を経験してきたのか、どのようなスキルがあるのかを詳細に記載しましょう。個別のプロジェクトの内容はもちろん、関わった人数、担当範囲も明記してください。

特にフリーランスの場合は、会社員やアルバイトよりも即戦力が求められる場合が多くあるため、明確に実績が伝わるように書く必要があります。誰でもわかるように、数字などを取り入れながら書くのがポイントです。

志望動機

志望動機を載せます。

案件参画に際し、自分のやる気や熱意が伝わるように記載しましょう。

履歴書をチェックするクライアントは、必ずしも多くの時間をかけて熟読するわけではありません。端的に記載して、自分の意思を明確にアピールしましょう。

自己PR

自己PRを載せます。

自分がどのような人なのか、クライアントに伝わるようにアピールしましょう。業務実績や志望動機で記載しきれなかった自分の魅力を伝えられる最後のチャンスです。履歴書の最後に記載することが多い項目ではありますが、集中して書き切りましょう。

同じようなスキルや実績を持つ応募者がいた場合、最後は「人柄」が決め手となるケースもあります。履歴書の締めとなる自己PRまで、漏れなく書くのが理想です。

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フリーランスの期間は職歴に書くべきか

フリーランスの期間であっても、経歴には記載しましょう。フリーランスとして働いていた期間にも実績があり、そこから得られたスキルや経験があるはずだからです。

フリーランスとしての経歴を書くことで、自分の専門性やスキル、即戦力になる点などをアピールできます。ほかの応募者との差別化にもつながり、好印象を与えられたり、給与面で優遇が受けられたりする可能性も高まるでしょう。

また、企業との取引実績は、社会的信頼性の高さをアピールできます。

企業は仕事を発注する際に、相手のスキルや信頼性など複数の要因を比較・審査します。当然ですが、企業が大きくなればなるほど審査は厳しくなる傾向が強く、取引の継続も簡単ではありません。他企業との取引が多い、もしくは1社と長く契約していたという実績があれば、「信頼され仕事を任されているフリーランス」と見なされ、審査の際にも有利に働くのです。

一方で、フリーランスとしての経歴を記載しない場合、数年間のブランクがあると見られてしまい、書類選考で落とされるリスクが高まるでしょう。1年以上のブランクは、採用担当者にマイナスの印象を与えます。

履歴書を作成する際の注意点

履歴書を作成する際には、細部まで配慮しなければなりません。どんなに優れたスキルや実績があったとしても、基本を疎かにすれば採用担当者にマイナスな印象を与え、落とされる可能性があります。

フリーランスに限らず、履歴書を作成する際に具体的に注意すべきポイントは、以下のとおりです。

  • 様式指定があれば従い作成する
  • データで保存しておく
  • 日付は提出日で書く

順に解説するので、就職や案件の受注を成功させるために、内容をしっかりとご確認ください。

1.様式指定があれば従い作成する

履歴書の様式や用紙が指定されている場合は、必ず従うようにしましょう。

企業によっては、履歴書の様式や用紙を指定しているケースがあります。作成する前に必ず確認し、指定されている場合には守らなければなりません。

指定がない場合は、JIS規格履歴書のA4またはB5を使用するのが一般的です。履歴書の大きさは、記載する量に合わせて決めましょう。なお、A4の履歴書はA判、B5はB判と呼ばれることもあります。

厚生労働省でも履歴書のテンプレートを発表しているため、どの履歴書を利用すればよいのか判断しかねる方は、一度確認してみてください。

参考:【確定版】厚生労働省履歴書様式例|ハローワーク

2.データで保存しておく

一度作成した履歴書データは、保存しておくとよいでしょう。

データで保存しておけば、次回使用する際にもテンプレートとして使用でき、複数の会社へ応募する際に役立ちます。毎回開業日を調べたり、氏名や生年月日などの共通項目を記載したりする手間もありません。

効率的に履歴書を作成できるため、スピーディーに履歴書を提出でき、便利です。

手書きで履歴書を作成するケースもありますが、近年はメールなどで提出する場面が多く、データによる提出が求められるケースもあります。一旦テンプレートを作成してしまえば、各社に合わせた修正なども簡単です。

3.日付は提出日で書く

履歴書に記載する日付は「提出日」です。

日付の捉え方は、以下のようにさまざまなものが該当します。

  • 履歴書の作成日
  • 履歴書の提出日
  • 履歴書が先方に到着する(予定)日 など

履歴書では応募先企業に自分の最新状況を伝える必要があり、記載すべきは提出日です。ご注意ください。直接持参した日やメールで送付した日、郵送した日などが該当します。

たとえば、9月1日にポスト投函したり郵便局で手続きをおこなったりした場合は、9月1日と記入しましょう。

職種によってはスキルシートやポートフォリオも求められることもある

職種によっては、履歴書以外にポートフォリオなどの資料が追加で求められるケースがあります。

ポートフォリオとは、自分が作成したり、携わったりした仕事などをまとめた資料のことです。スキルや実績の証明に用いられ、以下の職種の場合などは提出を求められるケースも少なくありません。

  • エンジニア
  • Webデザイナー
  • グラフィックデザイナー
  • ライター など

とくにエンジニアの場合、以下の項目などをA4サイズで1枚から2枚程度にまとめたスキルシートの提出を求められるケースもあります。

  • 保有する資格
  • 活用できる開発言語やライブラリ
  • 経験した業務、期間、規模、内容 など

ポートフォリオやスキルシートのテンプレート作成に便利なツールもあるため、作成する際は利用することをおすすめします。

まとめ

本記事では、フリーランスでも履歴書が必要な場面や、載せるべき項目、作成する際の注意点などについて解説しました。

フリーランスであったとしても、エージェントサービスを活用する場合や受注先から求められた場合、正社員に転職をする際などに履歴書の作成が求められます。

作成をする際には、以下の一般的な項目だけでなく、フリーランス期間の経歴も記載し、しっかりとアピールしましょう。

  • 基本情報
  • 資格
  • 業務実績
  • 志望動機
  • 自己PR

フリーランスとしての活動もアピールすることで、スキルや経験、社会的な信頼性などの証明が可能です。一方、記載しなければブランクがあると捉えられ、採用面接の場合は書類審査で落とされる要因にもなります。

ポートフォリオやスキルシートの提出を求められるケースもあるため、併せて作成するようにしましょう。

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