フリーランスのメリットとデメリットは?最大限に生かす方法も紹介!

近年は働き方改革が進んでおり、フリーランスも増えてきています。

自由な働き方ができる、年収が上がるといったフリーランスのメリットを聞き、自分もフリーランスになろうかと検討している方も多いのではないでしょうか。

しかし、いざフリーランスに転身するとなると、さまざまな不安があり、慎重に比較検討してから決断したいと考えるものです。

「フリーランスにはどのようなメリットがあるの?」

「自由な働き方をするためにフリーランスになるか悩んでいる…」

「フリーランスのデメリットについても知りたい!」

などの疑問を持つのではないでしょうか。

そこで本記事では、フリーランスになるメリット・デメリットについて、以下の項目ごとに詳しく解説します。

  • お金編
  • 仕事編
  • ライフスタイル編

今後フリーランスへの道を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

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目次

【お金編】フリーランスのメリット

フリーランスの収入は、自分が獲得した案件の単価と数で決まります。

ここからは、フリーランスのお金に関するメリットについて詳しく見ていきましょう。

・昇格や昇給が不要で会社員に比べ年収を早く上げやすい
・会社員に比べて青天井に年収を上げやすい
・会社員に比べて節税対策を行いやすく税金を抑えられる
・年齢に関係なく若いうちから稼ぐことができる

昇格や昇給が不要で会社員に比べ年収を早く上げやすい

フリーランスのお金に関するメリットの1つ目は、昇格や昇給という概念がなく、会社員に比べて年収を早く上げやすいことです。

会社員であれば、基本的には年1回か2回の昇給・昇格のタイミングで年収が上がるのが一般的です。昇給や昇格の機会は少なく、スパンが長いと感じる方もいるでしょう。

なかには、高い成果を出したとしても、同期と昇給額があまり変わらなかったり、成果に見合う年収でなかったりする会社もあります。

一方でフリーランスは、自分のスキルや成果が年収に直結します。自分の獲得した案件によっては、すぐに年収を上げられるでしょう。

会社員に比べて青天井に年収を上げやすい

フリーランスのお金に関するメリットの2つ目は、会社員に比べて青天井に年収を上げやすいことです。

会社員の場合、原則として所属する会社の上司が得ている年収が実質的な給与の上限となるでしょう。会社員は、先ほど説明したように昇格のスパンも長いです。

一方、フリーランスは案件ごとに報酬を得るため、スキルアップし高単価案件を獲得できれば、収入が上がります。つまり、フリーランスの場合は、自分のスキルが高まるほど年収が上がり、いわば青天井となるのです。

会社員に比べて節税対策を行いやすく税金を抑えられる

フリーランスのお金に関するメリットの3つ目は、会社員に比べて節税対策を講じやすく、税金を抑えられることです。

フリーランスは、経費を自身で計上することが可能で、課税所得額をコントロールしやすくなっています。経費とは事業収入を得るために必要な費用のことで、本業で使う備品や打合せの食事代、交通費などです。経費に上限はなく、家事按分をすれば家賃や水道光熱費、通信費などの一部も経費にできます。

会社員の場合は給与所得控除が給与額ごとに決められているため、自分でコントロールできません。経費を上手に利用すれば、大きな節税効果を得られるでしょう。

年齢に関係なく若いうちから稼ぐことができる

フリーランスのお金に関するメリットの4つ目は、年齢に関係なく若いうちから稼ぐことができる点です。フリーランスは、年齢・学歴に関係なく、スキルや成果が年収に直結します。スキルが高く、実績を積めれば、若くても自分次第で年収を上げられるでしょう。

一方で会社員の場合は、勤続年数や年齢ごとに昇進・昇給を決めている会社もあり、若いうちから稼ぐのは困難な場合が多いといえます。

自分の実力が報酬に反映され年収が高まる点は、大きなやりがいを感じる1つのポイントです。

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【仕事編】フリーランスのメリット

フリーランスは、いつ・どこで・誰と・どのように働くかを自由に選びやすいのが特長です。

ここからは、仕事に関するフリーランスのメリットについて詳しく解説します。

・飲み会や社内政治などの人間関係のストレスを受けにくい
・自分で仕事を選べるので理想のキャリアプランを実現しやすい
・様々な環境で働けるので色々な会社の知識やスキルを吸収できる

飲み会や社内政治などの人間関係のストレスを受けにくい

フリーランスは会社に属さないため、上司や同僚もおらず、不要な人間関係に付き合わされることがありません。会社員の場合は、上司との上下関係に縛られたり、同僚との昇進レールに巻き込まれたりするケースもあります。また、行きたくない飲み会に付き合わなければならないなどの煩わしい人間関係もあるでしょう。

フリーランスは、会社員ほど深い人間関係を築く必要はなく、人間関係のストレスから解放されることが多いです。接待や付き合いの飲み会などもなくなり、無駄なお金・時間を使う必要もなく、自分のことに集中して取り組めます。

自分で仕事を選べるので理想のキャリアプランを実現しやすい

フリーランスは、案件サイトやエージェントを利用し、仕事内容や条件をベースに案件を探せます。そのため、希望条件に沿った仕事を選びやすく、自分の強みを活かせる仕事に集中したり、案件をとおしてスキルアップしたり、ということが可能です。

会社員の場合、基本的には会社都合で配属部署や参画プロジェクトが決まるため、自分が取り組みたい仕事を選ぶのは難しいでしょう。また、会議や打合せ、部下の教育・日報など本業とは関係のない業務もこなさなければなりません。

フリーランスであれば、自分がやりたい仕事を選べるため、理想のキャリアプランが実現しやすくなります。

様々な環境で働けるので色々な会社の知識やスキルを吸収できる

フリーランスは、案件ごとにクライアントと契約を結び仕事をするのが一般的です。さまざまな会社と契約をしたり、多様な業務をおこなったりすれば、多くの経験や知識・スキルが身につけられます。

また、フリーランスは、本業のスキルアップのために購入した書籍や参加したセミナー代などを経費にできます。できることが増えスキルが高まるほど年収も上がり、キャリアの幅が広がるでしょう。

【ライフスタイル編】フリーランスのメリット

フリーランスは、働く時間や場所を自由に決められるのもメリットです。

Relanceが調査した「フリーランスエンジニア白書2023」では、「働く時間・場所に縛られない」ことがフリーランスの1番のメリットとして挙げられています。

ここからは、フリーランスのライフスタイルに関するメリットについて、詳しく解説します。

・リモートワークをしやすく通勤のストレスから解放される
・休みの日を決められるのでプライベートに時間を割きやすい
・1日8時間勤務をする決まりはないので家事や育児との両立がしやすい

リモートワークをしやすく通勤のストレスから解放される

フリーランスは、リモートワークをしやすく、通勤のストレスから解放されます。リモート案件を獲得すれば通勤する必要がなく、自宅やコワーキングスペースなど自分の好きな場所で仕事をすることが可能です。

都心部に会社がある場合、郊外から満員電車に乗って通勤するのは、気力・体力共に負担がかかってしまうでしょう。会社に通勤するだけで疲れてしまったり、大きなストレスを感じたりする方もいます。


最近はZOOMなどのWeb会議システムも充実しており、クラウド化も進んでいるため、リモート案件も豊富にあります。通勤が必要ないだけでなく、パソコンとWi-Fi環境があれば仕事ができるため、自分の好きな場所に住むことも可能です。実際に、地方や海外に移住して活動しているフリーランスも存在します。

休みの日を決められるのでプライベートに時間を割きやすい

フリーランスであれば、休みの日を自由に決めやすいです。成果物の納期を守れば、いつ働くか、どの程度働くかを自分で設定することができます。

休みの日も自由に決められるため、週4日案件に参画し、趣味などプライベートの時間を増やしたり、家族や友人との予定を平日にして人混みを避けたりすることもできます。

平日に休みを取れば、土日休みでは行けなかった病院や役所なども利用できるようになるでしょう。

1日8時間勤務をする決まりはないので家事や育児との両立がしやすい

ここまで述べた通り、フリーランスの働き方は自分の裁量が大きいです。会社員とは違い、始業・終業や休憩の時間が決められているわけではなく、必ずしも1日8時間勤務する必要もありません。

フリーランスの場合、自分の都合次第で稼働時間を決められるため、家事や育児との両立もしやすいでしょう。子どもの急な体調不良の看護や、両親の介護などがあった場合も、柔軟に対応できます。また、子どもを保育園に送り迎えしたり、一緒に遊んだりして子どもの世話をしやすい点も魅力です。

【お金編】フリーランスのデメリット

フリーランスには多くのメリットがある一方、収入が不安定になったり会社からの補助がなくなるなど、お金に関するデメリットもあります。

ここからは、フリーランスのお金に関するデメリットについて見ていきましょう。

・節税対策を行わないと会社員に比べて税金や保険料が高くなる
・福利厚生がない
・会社員に比べて将来もらえる年金が少なくなる
・毎月の収入が不安定になる可能性がある

節税対策を行わないと会社員に比べて税金や保険料が高くなる

フリーランスのお金に関するデメリットの1つ目は、節税対策をおこなわなければ会社員に比べて税金や保険料が高くなることです。

たとえば所得税や住民税、保険料は所得により支払う金額が決定し、経費を上手に使うなどの節税対策を講じなければ金額が高くなってしまう可能性があります。

支払うべき税金の種類も、会社員と比較するとフリーランスのほうが多くなります。また、会社員は保険料を会社と折半して半額の負担でよかったものの、フリーランスは全額自分で負担しなければなりません。

会社員は毎月の給料から税金や保険料、年金などが天引きされて手取りが支払われますが、フリーランスは報酬を全額受け取った後に確定申告を経てまとめて税金を支払う必要があります。そのため、報酬額がそのまま手取りにならないことに注意が必要です。


本業に関する知識やスキルの情報収集も重要ですが、税金まわりの知識なども身につけるようにしましょう。自分で税務をおこなうのが不安な方は、税理士に依頼することをおすすめします。

福利厚生がない

フリーランスのお金に関するデメリット2つ目は、福利厚生がないことです。

会社員であれば福利厚生として会社からさまざまなサポートを受けられます。

たとえば、下記の手当やサポートなどがあるでしょう。

  • 育児休暇
  • 有給休暇
  • 家賃補助
  • 雇用保険
  • 介護保険
  • 労災保険

フリーランスになれば、自分のライフスタイルや都合次第で休みを自由に設定できますが、休めば休むほど収入は低くなってしまいます。

またフリーランスの場合、雇用保険や介護保険、労災保険など万が一に備えた保険もありません。会社員は健康保険ですが、フリーランスになると国民健康保険に切り替わり、傷病手当や出産手当などの保障がつかなくなるのも、デメリットの一つです。

会社員に比べて将来もらえる年金が少なくなる

フリーランスのお金に関するデメリットの3つ目は、会社員に比べて将来得られる年金が少なくなることです。

年金制度は国民年金(基礎年金)と厚生年金の2階建てになっていますが、会社員からフリーランスになると、厚生年金から国民年金のみに切り替わります。

つまりフリーランスは、年金の支払い額が会社員より減る分、将来もらえる年金も減ってしまいます。

また、会社員時代は年金額を会社が半分負担してくれますが、フリーランスになったら全額負担しなければなりません。国民年金は月々16,520円(令和5年度現在)です。

さらにフリーランスは、会社員と異なり退職金がもらえない点も、お金の面でのデメリットといえるでしょう。

参考サイト:国民年金保険料|日本年金機構

参考サイト:日本の公的年金は「2階建て」 | いっしょに検証! 公的年金 | 厚生労働省

毎月の収入が不安定になる可能性がある

フリーランスのお金に関するデメリット4つ目は、毎月の収入が不安定になる可能性があることです。

会社員の場合は毎月決まった収入を得られますが、フリーランスは案件ごとに収入を得るため、毎月の収入が大きく異なることがあります。先月は60万円の収入が得られたものの、今月は収入が40万円に下がるというケースもあるでしょう。


また、体調を崩して仕事ができなければ収入がなくなることも、不安材料の一つです。生活リズムを整え体調管理を徹底すると共に、常にスキルアップし、案件を獲得し続けることが重要です。

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【仕事編】フリーランスのデメリット

フリーランスは、案件獲得や事務、税務など本業以外のこともすべて、自分でおこなわなければなりません。

ここからは、フリーランスの仕事におけるデメリットについて詳しく解説します。

・相談相手がおらず自分だけで解決をする必要がある
・能動的にキャリアアップをしないと市場価値が下がる
・自分で案件獲得の営業を行わなければならない
・仕事以外の時間で事務や税務をやる必要がある

相談相手がおらず自分だけで解決をする必要がある

フリーランスとして働く場合、同僚や上司などの相談相手がおらず、問題が発生した際には自分だけで解決する必要があります。

仕事の内容や進め方、トラブルへの対応などにおいて疑問を解消しにくくなるのも、フリーランスのデメリットの1つです。

また、1人で仕事をするので、孤独を感じる方もいるでしょう。クライアントとの連絡がメールやチャットを主としている場合、1日誰とも話さずに終わることもあります。

相談相手が欲しい方や孤独が嫌な方は、SNSや交流会などを通して積極的に同業の仲間を探すのがおすすめです。

能動的にキャリアアップをしないと市場価値が下がる

フリーランスは、能動的にキャリアアップをしないと、市場価値が下がっていきます。

会社員であれば研修や教育制度などが整っており、また上司や先輩から仕事の仕方を教えてもらえる機会が豊富にあります。

一方でフリーランスの場合は、自らスキルアップや情報収集などをおこなわなければなりません。とくにシステムエンジニアなどのIT業界はトレンドの移り変わりや技術の進歩が速く、ついていけなければ市場価値が下がってしまいます。

また、スキルや知識は、フリーランスの案件獲得や年収に大きな影響を与える要因です。日頃から情報収集を心がけ、キャリアアップし続ける必要があります。

自分で案件獲得の営業を行わなければならない

フリーランスである以上、自分で営業をおこない案件を獲得しなければ収入が得られません。

エンジニアで営業経験がない方にとっては大変なことであり、なかなか案件を獲得できないケースも多いです。また、営業活動に労力を取られ、本業のスキルアップや案件をこなす時間が費やせなくなる場合もあります。


最近は、フリーランス向けに案件を紹介してくれるエージェントやクラウドソーシングサイトも充実しているため、上手に活用するのがおすすめです。また、知り合いから案件を紹介してもらえるケースもあるため、セミナーや交流会に参加し人脈づくりをするのもよいでしょう。自己ブランディングのために、TwitterなどのSNSを活用し情報発信するのも有効です。

仕事以外の時間で営業や税務をやる必要がある

会社員の場合、営業やエンジニア、経理など職種がわかれており、チームで仕事に取り組むのが一般的です。しかしフリーランスであれば、基本的にすべてを自分1人でおこなう必要があり、営業や事務、税務などの業務も自身でおこなわなければなりません。


会計業務や確定申告では収入や経費の帳簿の作成・手続きなどが求められ、慣れていなければ大きな負担となってしまいます。本業に集中できず、スキルアップや仕事に時間を費やせなくなるケースもあるでしょう。

【ライフスタイル編】フリーランスのデメリット

フリーランスは社会的信用が低く、クレジットカードや家賃の審査が通りにくくなる、保育園の選考が通りにくくなるなどのデメリットがあります。

ここからは、フリーランスのライフスタイルに関するデメリットについて見ていきましょう。

・クレジットカードや賃貸の審査に通りにくくなる
・保育園の選考が通りにくくなる
・健康診断の義務がなくなり体調管理をしにくくなる

クレジットカードや賃貸の審査に通りにくくなる

フリーランスは収入が不安定であり、社会的な信用が低くなるため、会社員と比べてクレジットカードや賃貸などの審査が通りにくくなる傾向があります。

実際にRelanceの調査では、フリーランスのデメリットとして、「社会的信用が低いこと」が最も多く挙げられています。

前述のとおりフリーランスは案件ごとに収入を得るため、毎月一定の給与が得られる会社員と比べ収入が不安定になりがちです。

クレジットカード会社や不動産業者は、支払能力について審査をします。審査をおこなう際にフリーランスであれば、支払能力に疑念を持たれるケースも少なくありません。

また、本当に事業をおこなっているか、具体的にどのような事業をおこなっているかなど事業の透明性が担保されにくい点も、審査が通りにくくなる1つの要因です。人によっては「フリーランスは、会社で働くのが向いていない人がなるもの」という悪いイメージを持つ方もいます。

そのため、フリーランスになる前に、クレジットカードを作ったり賃貸契約をしたりするのがよいでしょう。

出典:フリーランスエンジニア白書2023|Relance

保育園の選考が通りにくくなる

フリーランスの場合、保育園の選考が通りにくくなる可能性もあります。共働き世帯の増加や保育士不足などの問題があり、保育園を利用したくとも利用できないケースが存在するのです。「待機児童問題」という言葉を耳にしたこともあるでしょう。

最近は保育園への入園選考があり、両親が共に会社勤務で自宅にいないために子どもを通わせる必要がある方が優先されます。フリーランスは自宅が職場となることが多く自由に働けるケースも多いため、入園の優先度が下がってしまい、保育園に子どもを通わせたいと思っても入園できない可能性があります。

子どもを保育園に通わせる必要があるのなら、事前に近隣の入園倍率を確認したり、子どもを預けられる施設を探したりするのがおすすめです。

健康診断の義務がなくなり体調管理をしにくくなる

フリーランスは、定期的な健康診断が義務づけられていないため、病気や不調の早期発見ができず、リスクが見過ごされてしまう可能性もあるでしょう。

会社員の場合は、労働安全衛生法により、事業者は労働者に対し年1回の健康診断を受けさせる義務があります。

しかし、フリーランスの場合は健康診断を受ける義務がなく、気付かぬうちに健康が侵され、急病を患うケースも珍しくありません。

またフリーランスは、働き方が自由であるがゆえに、生活リズムが乱れやすい特徴もあります。納品の期限が近づくと徹夜が続いたり、プライベートと仕事とのバランスが崩れ休息を取れなかったりする可能性もあるでしょう。

毎日のスケジュールを管理をすることで、生活リズムを整えるのがおすすめです。

参考サイト:健康診断を実施しましょう|厚生労働省

フリーランスのメリットを最大限に活かすために重要なこと

ここまでフリーランスのメリットとデメリットについて説明しました。

最後に、フリーランスのメリットを最大限に活かすために重要なことについて解説します。

しっかりと準備をしてからフリーランスとして独立する

フリーランスのメリットを最大限活かすために重要なポイントの1つ目は、しっかりと準備をしてからフリーランスとして独立することです。

準備が不十分でスキルが低ければ、取り組む案件を選べず、数をこなすのに必死になり、セルフブラック化する危険性があります。単価の低い案件をいくらこなしても年収は上がらず、やりがいを感じられないでしょう。

フリーランスとして活動するためのスキルを身につけるために、3年以上の実務経験を積んでから独立するのがおすすめです。また、サイトやエージェントを上手に活用し、案件を獲得できる環境を整えておくことも有効といえます。

会社員時代から副業をおこない、実際に案件に取り組んでみるとよいでしょう。副業として取り組めば、自分にフリーランスとして活躍するスキルがあるのか、どのようなスキルを高めれば、より多くの年収が得られるかが事前にわかります。人脈も作っておけば、案件獲得の1つの手段となるため、積極的な人脈づくりに取り組むのもおすすめです。

多くの案件を抱えこまず高単価案件の獲得を目指す

フリーランスのメリットを最大限活かすために重要なポイントの2つ目は、多くの案件を抱えこまず、高単価案件の獲得を目指すことです。

前述のとおり、単価の低い案件ばかりをこなしていても年収は上がらず、やりがいも感じられません。案件の数を追うのではなく、スキルアップすることで高単価案件を狙うのがポイントです。

もちろん、高単価案件の受注は簡単ではなく、高いスキルが求められます。高単価案件を獲得するためには、5年以上の実務経験や、マネジメントスキルなどの上流工程の実績を積んでから独立するのがおすすめです。

商流の浅い案件に参画するのも、高単価案件を獲得する1つのポイントです。仲介する会社が少ないような商流が浅い案件は、その分手数料を抑えられているため、案件の単価が高くなります。

常駐案件ではなくリモート案件を受ける

フリーランスのメリットを最大限活かすために重要なポイントの3つ目は、常駐案件ではなくリモート案件を受けることです。

常駐案件であれば、出社時間や日数、ルールなど制約が多く、フリーランスの魅力でもある「自由な働き方」を実現するのが難しくなります。

また常駐案件の場合、煩わしい人間関係に巻き込まれたり、通勤で満員電車に揺られることがストレスの原因にもなり得ます。案件獲得サイトやエージェントを利用する際は、リモート案件が豊富なところに登録をするのがおすすめです。

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まとめ

本記事では、フリーランスになるメリット・デメリットについて、お金・仕事・ライフスタイルの項目にわけて解説しました。

フリーランスになれば、働く場所や時間などを自由に決められ、年収も自分次第で青天井になるメリットがあります。一方で、収入が不安定になり、能動的に活動しなければ市場価値が下がってしまうなどのデメリットもありました。

フリーランスのメリットを最大限活かすためには、実務経験を通してスキルを身につけ、高単価案件の獲得をすることが大切です。リモート案件を豊富に保有するエージェントを上手に利用し、フリーランスとして活躍してください。

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